いいかげんということ

自分はいつも手帳を持ち歩いています。何か気がついたことがあると書き込んでいるのでたびたび同僚から「俺、今月何日に休んだっけ?」などとたずねられます。同僚からお前はものぐさそうなのにそういうのは几帳面だよな、と言われました。でも実はそうじゃないんです。本当にいいかげんなんです。
blogを利用している人なら納得できる方も多いと思いますが、自分は日記が3日以上続いたことはありません。だけどBlog(やWeb日誌)ならかれこれ何年か書き続けています。
それは

  • やりたいときにすぐ出来る
  • やった後に達成感がある

という二つの要因があるからだと思います。
最初の要因は行動を起こすハードルを出来るだけ低くするという工夫です。簡単に出来るということはそれが習慣になりやすいということも意味します。習慣になれば無意識、むしろ中毒になっていきます。
もう一つの要因は行動に対するフィードバックです。脳のシナプスのようにフィードバックが繰り返されることで行動の結びつきが強くなりより充実感が得られます。
これを踏まえて自分が3日坊主にしてしまう普通の日記や普通の家計簿がなぜ手帳やPDAの家計簿では続けることが出来るのかをあてはめてみました。
それはいつでも持ち歩いているということです。いつでも手元にあるということはどこでも作業ができると言うことです。暇になったときにやればいいという感覚は寝る前に必ずつけなければならないと思いがちの日記などの強制感から開放してくれます。
また書き込んだことをいつでも参照できるのですぐにフィードバックでき、達成感も得られやすいのです。
もう一つはやらなくてもいい、という選択を許すということです。必ずやらなくてはならないという思いがあるとあまり続かないものだと思います。自分の場合手帳の中に今日の日付と天気くらいしか書かないページなんかも結構あるのですが、それでもいいと思っています。家計簿も日付を厳密に管理せずに思いついたときに財布に挟まったレシートを一気に打ち込んでいます。自分にとって手帳は何があったのか思い出せれば良いし、家計簿は何に使ったかわかればいいのです。自分にとって必要でないことはやる必要はないのです。いい加減な人はいい加減なりの手の抜き方を考えるってことです。