「街を走って楽しい」

三菱自が同日付の主要全国紙に「街を走って楽しい」などのコピーが載った販売促進の一面広告を掲載したことに言及。「街を歩いている人たちは三菱の車が怖い、特に子供やお年寄りは危ないという記事が出ていた」と指摘し、「(そういう時に)派手派手しい販売広告を出すのは常識以前」と批判した。

中川経相は「あきれて物言えない」…三菱自
前回この時期にCMを打っていると書きましたが、新聞広告のこの展開の仕方はもう確信犯*1ですね。企業のモラルより売上の回復を重要視したと消費者は受け取るでしょう。
ですがこの戦略は実は有効であることも今回のマスコミ報道を見ているとわかると思います。これだけの大事件なのに対してニュース番組は時間を使って報道していないですからね。明らかに不自然だとおもうのですが。やって5分くらい。民放ですから大事なスポンサーさまに都合の悪い報道なんてやれるわけがないのです。ソフトバンクも個人情報が流れたときにやたらとCMを打ちましたが、この手法が一般的になっていったら報道の倫理なんて民放には無いってことを自ら証明しているようなものです。
追加:
今ワッツ日本!?情報LIVEという番組で取り扱っていましたが、コメンテータなどは

「ユーザーはイメージで買いますからねぇ」
「ぼくパジェロミニもっているんですよ」(テリー伊藤
「ディーラーとか対応はすごくいい」

なんてニュースの内容とあべこべのコメントでした。なんか歯切れが悪かったし。
「ユーザーはイメージで買いますからねぇ」というコメントはCMのイメージ戦略についてではなくて今回の犯罪でのメーカーとしてのイメージが低下することに対してのコメントです。もうなんていうか、三菱の宣伝ですか?

*1:誤用確信犯ですがこういうときの適当な単語ってないのだろうか