出生率の計算方法

百年後までの年金財政を見通すことを柱にした今回の年金制度改革をめぐり、政府が、二一五〇年に人口減少が止まるために必要な出生率2・07を前提にして、二一〇〇年度時点では1・73になると逆算したうえで、年金給付水準などを試算していることが十日分かった。出生率2・07は国立社会保障・人口問題研究所がまとめた参考推計で、同研究所は「機械的な計算」としている。現実味が乏しい数値を利用していることに、厚生労働省は「自国の民族が滅亡するような低い出生率は、どの国も想定していない」と説明しているが、出生率が予測とずれたときの対応が後手に回る可能性が強く、波紋を広げそうだ。

50%給付を実現するための出生率を逆算すれば1.73になったからその数字を現実の出生率として発表したと。なるほどこれなら計算があうね!