EZ助手席ナビを試してみた

先日サービス開始されたばかりのBREWアプリ「EZ助手席ナビ」を試してみました。
これは以前からサービスされている「EZナビウォーク」のように携帯のGPSと通信機能を利用して周辺地図を表示したり、目的地まで図画表示や音声で案内してくれるサービスです。
EZナビウォーク」との違いは「EZナビウォーク」は歩いている人間が使用することを想定しているのにたいして、「EZ助手席ナビ」は自動車で便利に使えるように工夫されています。
具体的には経路検索で有料道路を選べることやVICS情報を利用して渋滞している道路を避けたりするなどカーナビでよく使われる機能があることです。
まぁ実際に使ってみないとわからないものもあるので先日会社帰りに使ってみました。使用する携帯はW32SAでクルマのシガーソケットから携帯電話の充電ケーブルにつないで電池切れの心配のないようにしました。
まず「EZ助手席ナビ」を起動して目的地を設定します。ルートの検索には「時間優先」「距離優先」があり、それぞれ有料道路の使用の有無が選べます。その後ルート案内開始を選べば案内が開始されます。
開始してみると自分のいる位置が微妙にずれています。GPSを使っているといってもあまり精度が良くないのでしょうか。車内で使用しているので十分な衛星の数を補足出来ていないのかもしれません。そのためナビがルートを外れていると勘違いしてルートの再検索を始めました。音声の案内を無視してしばらく走ると程なくナビも元のルートを確認しました。携帯は窓の近くなど衛星を補足しやすい場所に置いたほうがよさそうです。また、auの携帯電話の中には電子コンパスを内蔵しているものがあり、それをつかえば少しはうまく動作するのかもしれません。
ナビは曲がり角に近づくと案内を音声で教えてくれるのであまり画面を見ないでも大丈夫です。合成音はやや聞き取りにくいですが、距離と方向さえわかればいいのでそれほど問題はありませんでした。案内は曲がり角の2kmから何回か教えてくれるので聞き逃しても大丈夫です。
さて次は実際に使ってみて気が付いた問題点など。
本来のアプリケーションの問題ではないのですが、自分の使用している携帯はキー入力がないとバックライトが消えてしまうのが難点でした。設定でバックライトの表示時間を替えたのですが、常時点灯するという項目がなかったのも痛いです。よくわからないのは何かの拍子でバックライトが再点灯することもあり、そのあたりを突き詰めればなんとか成るのかもしれません。
このナビを動かして移動すると地図の取得のために30秒に一回ほど接続しているのですが、それが結構パケットを消費しているようです。そのためパケットの定額プランはほぼ必須だと思います。
でもめったに使わないので定額はイヤだとかいう向きもあるのでパケットを抑える方法を探してみました。
このアプリは二つのビューモードがあり、ナビ画面にするとデフォルトで地図を表示するモードになっていますが、ここでオフフックボタン(通話ボタン)MODEボタンを押すことで地図を表示せずに次の曲がり角までの距離と方向のみを表示するモードにできます。このモードでは地図のダウンロードを行わないらしく、ほとんど通信せずにナビゲーションが可能のようでした。
自分が使っている携帯電話はW32SAというものでミュージックファイルや動画ファイルはもちろんテレビやラジオも視聴できますので、これ一つでカーナビのもっている機能は一通りそろっていることになります。使い勝手としては専用機には及びませんが、たまの遠出などでは威力を発揮しそうです。