問屋で革を見てきました。
お世話になっております。
おといあわせのあった革をいつもお世話になっている台東区の問屋で見せてもらってきました。
まずは定番のブッテーロの使ったことのない色から。
下から不明、ヌメ、ネイビー、アオ。
ヌメは質のよさにこれだと心に決めました。
あとは白があるのですが、顔料っぽさが前面にでる感じが苦手でなければよいです。
次はミネルバでおなじみのバタラッシー社の新作のチグリです。
ミネルバに似ていますが水での洗い加工と磨き加工を施してありツヤ感があります。
これはブッテーロと同じワルピエ社のマレンマ。
ブッテーロと基本的に同じですが、オイルの量が倍使われています。
オイルが多いと革が曲がったところなどからプルアップと呼ばれる色の変化がおきて味のある表情が楽しめます。
個人的にはかなり気に入りました。
残りの二つはバタラッシーのプエブロ。
表面が起毛していてさらっとした手触りです。
面白い革ですが、きちんと仕立てないと革に負けそう。
贅沢というかもったいないというかという印象。
あらかじめダメージ処理されたジーンズを思い出しました。
もらったサンプルは磨いたり曲げたりして遊んだあとはちゃんと切り取ってデータベースにしました。
やはりいろいろな革を見せていただくと発想の引き出しが増えます。
いろんな方に教わってユングフラウレザーも成長していけたらと思います。