鎌倉

daiyan2007-03-22

仕事もひと段落したので有給をとって旅行にでも行こうという話になった。
近場で行ったことのないということありかみさんと相談の末鎌倉へ行くことになった。
ところで旅行に持っていくカメラってどれにすればいいんだろう?
現在自分が使っているカメラは

  • 一眼レフデジタルのistDL
  • 戦前のライカ(IIIa)
  • 二眼レフのフレクサレット6

・・・いつの間にか一台また増えているみたいだけど気にしないでほしい。自分でもあきれているので。
全部持っていくというのも手なのだがさすがに重いしそんなに使い分けられるわけがないので二眼レフと一眼レフを持っていくことにした。
さらにフィルムの選択だがブローニー版フィルムは高価*1なので自然とモノクロになる。冷蔵庫にあった感度100と400のを何本かずつ持っていくことにした。
ブローニーのフィルムは35mmフィルムと大きさから違うので最初は戸惑うが次第に35mmフィルムより使いやすいと思えるようになった。

  • 35mmフィルムは撮り終わって巻き戻してしまうと未撮影のフィルムと区別が付かない
  • ブローニーフィルムは取り終わるとフィルムに「撮影済み」のマークが付くので間違わない
  • 35mmフィルムには使用期限の表示がフィルムを入れるケースに書かれていないのが多いのでメモをしておく必要がある
  • ブローニーフィルムはフィルムが入っている袋に使用期限が書かれている

・・・ただ沢山ゴミが出るのはよくないな。
鎌倉に着いたらひたすらistDLで目に付いたものをスナップ。
デジカメだから気楽に取れるし2GBのSDカードに600枚は記録できるので枚数を気にする必要がない。
これは、というところはフレクサレットで撮影。撮影姿勢がお辞儀をしているような感じのためか気持ちが「写真を撮っている」というよりは「手の中の箱に風景の光を封じ込めている」儀式のような感覚がしてくる。
撮影するための操作もボタン一発、というわけにもいかない。
露光計で大体の絞りとシャッタースピードを決めたらフレクサレットに設定するのだが、大体といったのはシャッタースピードのメモリが露光計とずれているのでたとえば露光計の値が1/125だったら1/120に丸めたりするのであまり厳密に考えないでやっている。
上からピンとフードを覗き込んで左右逆に写るファインダーで構図とピントを決めたらゆっくりシャッターボタンを押す。
かちゃん、というか、すちゃん、という感じのシャッター音がして撮影完了。
液晶画面がないからちゃんと撮れたかなんてわからない。だから半ば祈るような気持ちでシャッターを押す。
デジカメしか使ったことがない自分としてはこの不自由さがたまらなく面白い。
結局旅行で6本ほど撮影した。
家に帰ったらさっとくフィルムをリールにまきつけて現像する。
最初はお風呂でやっていたのだがキッチンでやるほうが効率がいいことに気づいた。
自分が持っている現像タンクは35mmなら2本同時に処理できるが、ブローニーは一本だけしかできない。
一本現像するのに大体20〜30分。面倒くさいがフィルムに象が写りこんでいるのがわかる瞬間はうれしい。
現像したフィルムを乾かしてスキャナで取り込んでみる・・・ほとんどアンダーだった・・・。



こっちはistDLで撮ったもの。望遠はやはり一眼レフが便利。




*1:12枚撮りでモノクロ300円カラー600円